以前、尾並坂峠から天狗ヶ城へ縦走しましたが、
意外にヤブの少ない快適な尾根でした。
このエリアを大きく見ると、
尾並坂峠から本巣と山県市の境界線が北方に延びており、
アップダウンを繰り返しながら舟伏山へ続いています。
前回の印象ではかなりイケそうな感じでした。
人気の舟伏山に新しい登山コースを開拓できるかも?
もちろん歩きです。

気合いを入れてAM4時前に家を出て、5時前に峠に着き、

・・・エっ、エ"ぇー!!!!!!!∞

峠に着いて準備を始めましたが山靴がありません。
・・・積んでこなかったのです。
・・・ガックリ・・・。
しかし、不思議に中止する気はなく、
すぐ取りに戻りました。

そんなわけで・・・、

AM . 6 : 20 尾並坂峠出発。(約350m)
峠にはno.32と書かれた送電線鉄塔巡視路指標があります。
巡視路は植林の中を行き、

AM . 6 : 35 巡視路分岐指標no.31ーno.32着。(約450m)
小尾根に登り上げると自然林がきれいです。
そのまま巡視路を行き、

AM . 7 : 00 no.31鉄塔着。(約550m)
鉄塔を過ぎ、すぐに右手の植林を登り、しばらく行くとふたたびきれいな広葉樹の中を行くようになりました。
微妙なタイミングですが、まだまだ明るい緑です。

AM . 7 : 20 境界線尾根690mピーク着。

AM . 7 : 30 境界線尾根730mピーク着。
天狗ヶ城へはここで境界線を離れ、右手の743m標高点を目指します。
舟伏山へは稜線を北上することになります。
境界線に沿った植林には、
直に「葛原財産区」と手書きされ、白ペンキも塗りつけられていました。
さて、ここまでは経験済み。展望はなくともヤブのない尾根は快適そうです。
緩く下り始めました。

けっこうな下りがあり、少し登り返し、

AM . 7 : 50 674m標高点着。

AM . 7 : 55 640mピーク着。
先の674m標高点から小さく下って登り返したピークです。
目印の白ペンキはこの先右に延びる尾根に続いていますが、境界線は左の細尾根です。
この小さなピークから、黄色いプラスティックの杭が現われました。

ほぼ稜線上を行きましたが、山仕事の薄い踏み跡があり、ピークを上手に巻いています。
AM . 8 : 15 692m標高点着。
この辺りから少しヤブが出始めました。低灌木が煩わしく道を隠していますが、
今日はお荷物がないので今のところ大したことはありません。
692m標高点から650mの小さなコブが連続し、二つ目のコブでは完全なヤブ漕ぎになりました。強引に突破すると、荒れた急斜面が590m鞍部に落ちていました。
舟伏山へはここから60m下り、鞍部から450m登らなければなりません。
ここまでのアップダウンが予想よりも大きく、舟伏本峰への大登りに耐えられるのか?
ここからの帰り道も、しばらくは登り勝ちな道。戦意喪失、ここで終了としました。
なお、この二つ目のコブは右に流れており、ルートファインディング要注意。
(こんなとこへ誰も来ないとは思いますが・・・わしゃ知らん!)

木立の中からチラリと舟伏山方面が見えました。

AM . 9 : 05 674m標高点付近で大休止。
AM . 9 : 20 行動再開。

AM . 9 : 40 境界線尾根730mピーク着。(天狗ヶ城分岐点)

AM . 9 : 50 境界線尾根690mピーク着。

この690mピークからはそのまま往路をたどらず、北西尾根を鞍部まで下ることにしました。
往路ではno.31鉄塔から巡視路を離れ稜線を登ってきましたが、そのまま巡視路をたどればこの鞍部付近を通っているはずです。また、地図にはシングルトラックの破線が描かれており、
全く当てにならない破線ですが、何かあるかも知れません。植林境界の細尾根を下ると煩わしいヤブになったので、右手の植林に上がりウロウロ。すると左下に踏み跡を見付け、・・・巡視路でした。地図の破線は北面の道谷に下っていますが、確認できません。西の645m標高点のコブが良い感じに見え登って行くと、北面の展望が明けました。

AM . 10 : 10 645m標高点着。
すぐそばにL R no.28鉄塔巡視路指標がありました。

これくらいにして先の鞍部に戻り、巡視路で尾並坂峠に向かいます。
道はやや危なっかしい斜面をへつるようになり、しばらくは地図の破線をたどっていきます。
沢の源頭を巻いた所から破線は沢心を下っていますが、
かすかに、「踏み跡か・・・? そう思って見れば踏み跡かな?」程度で確認不能。
ややハッキリしてきた巡視路を下っていくと下から男性が上がって来て、
「舟伏山へ行きたいが、今どこにいるのでしょう?」
尾並坂峠からの舟伏山はナカナカ渋い発想ですが、地図さえ持たない未熟なシニアでした。
「下山した方が良い」とは言えず、「無理ですよ。でも少し先までなら・・・。」と言ってしまい、
ハッキリ止めさせれば良かったのか?・・・。

AM . 11 : 05 尾並坂峠帰着。

尾並坂峠からの境界線尾根はヤブの少ない良い尾根ですが、なかなかタフなコースです。
まる一日山で遊べる人はトライしてみては?
山頂幕営プランがお値打ちです。