「峠天国」美濃白川から北上し、
金山・下呂エリアを走ります。
ここもまた小さな峠が点在し、
色々周回コースが考えられます。
AM . 9 : 00 道の駅
「飛騨金山・ぬく森の湯」
          スタート。

寝坊をしてしまい、遠征ランにしては情けないスタート時間になってしまいました。
「行けるところまで・・・。」
なんとも気楽なもんです。
そうかと思うと、今日友人が
「東京ー糸魚川300km」にトライしています。大きな目標に挑む友人の頑張りは、苦しい登りの励ましになります。
道の駅からJR金山駅に向い、高山線沿いの道を北上します。峠の登り口と思しき分岐に居合わせた二人のお年寄りに道を確認すると、「競輪の選手か?」と聞き返されました。 レーサーパンツとヘルメットを被っていると年寄りにはそう見えるようで、今までにも何度かそう言われたことがあります。
もう少し立派な体格であれば、
「S級のマルコシです。」と、うそぶくことも出来ますが、この貧相なフトモモでは、気が引けて冗談も言えません。奥洞地区では折から田植えの時期で、どの棚田にも3・4人が出て忙しそうでした。
林道は登るに連れ勾配を増していきますが、路面状態は良く、ひと頑張りで立派な峠に到着しました。
AM . 9 : 45 火打峠着。
       (530m)
「火打峠」の堂々とした石碑があり、なかなか良い感じです。
そして美濃白川では見かけなかったお地蔵様が二体ありました。
登り口の奥洞にもありましたが、どれもとても古いものです。
休息後短いダウンヒルを楽しみ、
「火打」の集落に下り降りました。
AM . 10 : 05 火打集落着。(県道432号線出合い)
次に目指す執幣峠の登り口「三光橋」を目指します。
途中「苗代桜」があり、
来期は是非満開の桜を見に来ようと思います。
執幣峠への林道入口は、県道432号線のバイパスが
直ぐ側を通っている為道の繋がりが分かり辛く、
危うく通り越してしまいそうです。
入口の「三光稲荷」の六地蔵に道中無事を願い、
林道を登り出しました。
道が沢沿いから離れ、
勾配を増し山に向かう登りをひと頑張りすると、
小さな切り通しに到着しました。
AM . 10 : 45 執幣峠着。(620m)
何ということもない峠で、お地蔵様もいません。
ひと息ついて下りに掛かかりましたが、
緩く下ってまた緩く登り出しました。
するとまた同じ感じの峠に・・・? 
先の峠は「早とちり」だったか?
訳が分からぬまま写真だけ撮って下りました。
帰宅後地形図で確認しましたが、峠部分が東西に長くなっておりどちらも標高は変わりません。私感ですが、地形図の雰囲気では先のポイントの方がいくぶん峠らしく思えます。「先が執幣峠西峰、後が東峰」
ということで、お茶を濁しておきます。
AM . 11 : 10 久野川集落着。
執幣峠から下り降りた里は、ヘルメットを被って疾走するのがはばかれる程の静かな集落でした。 
「よそモンが」やたらウロウロするのは良くありません。
「今日は勘弁してください。」と、出合う人ごとに頭を下げました。久野川峠への道は良い感じのヘアピンが連続し、次回是非下りに使いたいものです。
登りの途中に小さな石室がありました。
なにか大らかな感じがします。
このエリアには地蔵菩薩や馬頭観音などの石仏が多く、
そしてどれもがとても古いことに驚きます。
AM . 11 : 35 久野川峠着。(610m)
村からひと登りで峠に登り上げました。
何と言うこともない殺風景な切り開きですが、
やはり古いお地蔵様がいます。

休息後下り始めると、すぐに棚田の集落が見えてきました。今日は山の裏側から登っているので、峠を越えると必ず明るい景色が広がり良い感じです。

AM . 11 : 50 下夏焼着。
村の酒屋さんの横に出ました。輪川を少し遡り、
「善光寺」横から登りが始まります。善光寺は本堂だけのこぢんまりとしたものですが、なかなか歴史がありそうです。ここにも古い六地蔵様がいました。
棚田の中を登っていくと、大きなヘアピンで沢から離れ山を行くようになります。ある程度高度が上がるとほぼ平坦路になり、峠を行き過ぎたかと思う程でした。「もう下りが始まってしまった。」と思ったところに峠の石碑がありました。
PM . 0 : 35 竹原峠着。(700m)
林道の最高点を少し行き過ぎたところが竹原峠でした。お地蔵様はいませんが、ここにも立派な峠の石碑がありました。
峠から下る途中に変わった石仏がありました。
あまり路傍の石仏としては見かけないものです。
じっと見ていると、なんだかこちらも片肘を付いて、
一日ボンヤリしたくなってきます。
細い林道を駆け下り、
PM . 12 : 45 下呂市宮地着。(R257出合い)
次は初矢峠(はちや・はつや?)に向かいます。
国道257号線から県道440号線に入り、
乗政川沿いに登って行きます。
途中大きな材木集積所がありました。
久し振りに見る光景です。
これほど大きくはありませんが、
小さい頃には町中に材木屋があって、
友達と一緒に遊んだ憶えがあります。
農協前から峠に向かう新しい道が出来ていました。ドーンと一直線です。
ツヅラ折れなどの手加減はありません。
諦めて黙々と登って行くと、案外早く峠に到着しました。
PM . 1 : 20 初矢峠着。(630m)
「峠」と言っても新道の峠です。
本当の「初矢峠」は名所旧跡絡みの歴史ある峠で、
この車道の西側にあるのですが、
今日はここで勘弁してもらいます。
下りはきれいな道が下呂温泉方向に続いているようですが、あまりにアッサリしているので旧道を下ることにしました。
これがいけなかった!
下り初めから凸凹のコンクリート。
そしてダート混じりのめくれ上がったアスファルト。
少し下れば良くなるだろうと思っていましたが、なかなか良くなりません。静かな植林の中、それはそれで良いのですが、悲しいほど荒れた道です。
「間違えて植林作業道に入ったかな?」と心配していると、ヒョッコリ国道41号線に出ました。
PM . 1 : 55 下呂市小川着。
ひと息入れ次の笹峠に向かいます。
R41を南下し、「帯雲橋」で中津川方面のR257へ、
そして県道62号線に入ったところで、
「あと三つ峠越えして金山のデポ地点に戻ると何時になるのか?」
明日は日曜、また来ることにして、
素直にR41で金山に戻りました。
PM . 3 : 20 「飛騨金山・ぬく森の湯」帰着。

本日総走行距離 69km
やはりスタートが肝心です。

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やまであいましょう。