二つの峠越えです。
ひとつは、
里山の小さな峠「仁坂坂」。

もうひとつは、
魚金山・タンポの登山口
       「のりこし峠」です。

「仁坂坂」は285mの峠ですが、別名「有鳥(アットリ)スカイライン」と呼ばれていて期待できます。
「のりこし峠」は谷汲村から車で上がったことがありますが、車でも走り甲斐のある峠道でしたし、北側ー根尾村水鳥谷は未知の領域です。
AM . 6 : 20 揖斐川町総合庁舎出発。
ここを周回コース基点にして、まず仁坂坂に向かいます。R303から267号の標識に従い田畑の中を進んで行きましたが、方向音痴の私はあらぬ方向へ進んでしまいました。運良く子供を学校に送っていくお母さんに道案内してもらい、無事軌道修正です。
仁坂坂へ続く「有鳥スカイライン」は緩やかな道でした。数カ所「つづら折れ」があるものの坦々と登っていけます。山腹に付けられているため南東方面の景色がよいのでしょうが、今は朝霧で手前の街並みの一部だけ見えていました。
AM . 7 : 10 仁坂坂着。
小さな切り通しになっていました。
ここもまた朝霧が立ち込め、ほとんど見通しはありません。晴れていれば揖斐川町から南東方向の景色を望むことが出来るようです。小さなベンチが峠の片隅に置かれていました。

短い休憩を取り、谷汲村有鳥へのダウンヒル開始です。ヘアピンカーブが数カ所有り、スピードに乗って下って行きたいところですが、路面が濡れており、そろそろと進んで行かねばなりませんでした。
なんせ、登りでも時々スリップしたのです。

AM . 7 : 30 水鳥ー横蔵林道出合い着。
横蔵寺手前の三叉路が「のりこし峠」への林道起点です。
ドリンクを補充し北へ向かいます。
「のりこし峠」は、この春「魚金山」と「タンポ」を登った時のスタート地点です。
標高は約760m、あずま屋があり少しだけ整備されています。
林道起点から約9.3km、高度差600m強。落石などで度々通行止めになります。
道は沢沿いの緩い登りからすぐに山腹をへつるようになり、勾配もやや急になりました。
ときおり立ち漕ぎを交えながら、もっぱら我慢ガマン。
この林道も南東側が開けているのですが、今日はいまひとつ。
と、言うよりも、眺める余裕がありません。
見覚えのある最後のヘアピンを乗りきると次第に平坦になり、峠に到着です。
AM . 8 : 50 のりこし峠着。
ここまで来ればこちらのモノ。
もう登りはありません。
やや手前からガスって来てスッキリしませんが、他に誰もおらず、
独り東屋でゆっくり出来ました。
息がととのい、待望のダウンヒルです。根尾村側へ下っていくのですが路面は乾ききっておらず、所々水が流れ、小石が散らかり、やはりぐっとスピードを抑えなければなりません。
しかし登りとは違い、奥山の様子を立ち止まっては眺め、沢床を覗き込み、なかなか楽しい下りです。
「ご無沙汰しております。
まだ生きてました。」
水鳥谷は深い谷です。
遙か下方に沢が流れています。
対岸の山肌から湯気が立ち上り、
深山幽谷といった雰囲気です。
かなり下り降り、やっと川床が近くなりました。釣り師の車も見られます。
やっと俗世界に戻った感じです。沢床の白さが印象的でした。
AM . 10 : 00 県道255号線出合い着。
対岸を国道157号線が走っていますが、樽見鉄道沿いに集落を結んでいる県道255号線を行くことにします。R157に比べほとんど交通量はありません。里山の静かな暮らしを感じながら走るとても気持ちの良い道でした。またこの辺りを走る時には必ず使おうと思います。
樽見鉄道「たにぐみぐち」駅を過ぎ県道40号線で華厳寺へ向かいます。
AM . 11 : 15 華厳寺「山門前」信号交差点着。
ここから県道251号線を南下し今日の出発点である揖斐川町総合庁舎へ向かいます。
途中小野坂トンネルがありましたが、大したものではありませんでした。
AM . 11 : 45 揖斐川町総合庁舎着。
思いの外、早く戻って来れました。
「のりこし峠」は今日とは逆に水鳥谷から登り谷汲へ降っていけば、きっとダイナミックなものになるでしょう。

役場の北側には小さいながらも桜並木があり、
また春に来てみたいものです。

 本日総走行距離 58.34km

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