鈴鹿山塊の二つの峠を周回しました。
10年以上前、日帰り登山で毎週鈴鹿に通ったものです。
頂上付近の峠に舗装路が通っているのを見て違和感を覚えましたが、
まさかその峠道を好き好んで目指すとは・・・?
AM . 6 : 20 西藤原小前駐車場スタート。
登山ブームか?新しい駐車場が整備されていました。支度を済ませ駐車場のスロープを上がろうとすると、藤原岳はすでにしっかり朝陽を浴びていました。
集落内の細い道をゆっくり流し、R306を南下、宇賀渓を目指します。走るにしたがい、藤原岳は大きな削り跡を見せるようになりました。
AM . 6 : 50 交差点「石槫北」着。
「竜ヶ岳」登山口ー宇賀渓の入り口です。
静かな田園地帯を山に向かいます。すぐ一人のMTBに出合いました。鈴鹿から自走してきたそうです。
道は常に強めの勾配。峠手前約2km付近からいったん平坦な快走路となり安心してしまいましたが、峠直下に強烈な登りが待ち受けていました。アスファルト舗装からやや荒れたコンクリートに変わり、乗鞍エコーラインを思い出します。
AM . 7 : 55 石槫峠着。
急登をしばらく我慢すると、大きなコンクリート・ブロックが置かれた石槫峠に到着しました。今登ってきた最後の部分の道幅が狭い為、このブロックが大型車を制限しています。この石門を通過して滋賀県側に踏み込むと、西の視界が開けて明るい雰囲気です。今日はもう一つ「鞍掛峠」を目指しているので、休息もそこそこに政所(まんどころ・県道34号線分岐)へダウンヒルを開始しました。
三重県側に反して滋賀県側はゆったりとした勾配で、もろい砂混じりの山肌が目立ちます。
県道34号線分岐地点を注意していたのですが、政所を行き過ぎ永源寺ダムまで来てしまいました。約7km程のロスですが、大した登り返しではなく助かりました。
気を取り直して政所から34号線に入り、
御池川沿いに緩く登っていきます。
交通量は少なく数台の車とすれ違うだけでした。途中から御池川を離れ筒井峠を目指します。峠手前の一角は「木地師発祥の地」だそうです。
AM . 10 : 05 筒井峠着。
峠を示すものはなく、やや下った所にある道路標識の[滋賀県 R34-0km]が県境を示しているだけでした。
筒井峠を2km程下ると、R34はR229を西に見送り直角に右折します。御池川から筒井峠を越え犬上川南谷に降り立ち、ここから犬上ダムへ下っていくのです。 この丁字交差点には、静かに街道を見守るお地蔵様がみえました。(たいへん立派です。)
AM . 10 : 40 犬上ダム着。
ダム湖畔を下っている時は気にならなかったのですが、かなり日差しが強くなってきました。
犬上ダムを後に尚も下り、川相からはR306との合流点である佐目へ緩く登り返します。

AM . 11 : 10 R306合流点着。
さて、いよいよ鞍掛峠への登りです。
しばらくは平坦ですが、大君ヶ畑(おじがはた)を過ぎ残り4km程からヒル・クライムらしくなってきました。強烈な勾配部分はなく坦々と行けますが、正午近くなり真夏の太陽光はMAXです。
どんどん消耗します。

PM . 0 : 20 鞍掛トンネル着。
鈴ヶ岳・御池岳の登山口として駐車場が整備されていました。ここからの展望はありません。
日陰を探して水分補給。猛烈な暑さで放心状態です。息を整えただけで峠を降りました。減速帯の舗装が邪魔ですが、おおむね軽快な下り道です。
PM . 1 : 00 西藤原小前駐車場着。
鞍掛峠はこのトンネルの上にあります。
左の写真は、15年程前に御池岳を日帰りした時のものです。

本日総走行距離 81.3km

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