またしても
滋賀・岐阜県境シリーズです。
台風一過の三連休最終日に国見峠に出かけてみました。
国見峠は滋賀県坂田郡伊吹町板並と岐阜県揖斐郡揖斐川町春日村美束とを結ぶ標高840mの峠です。奥美濃県境尾根にある為、北の虎子山と伊吹山北尾根縦走路の登山口になっています。
岐阜県側の国見岳スキー場から二三度訪れたことがありますが、今回は滋賀県側の林道を詰めることにしました。
AM.6:43 JR関ヶ原駅着。
岐阜駅からいつもの東海道本線「下り」の一番列車に乗り30分弱で関ヶ原に到着しました。
輪行バッグの自転車を組上げ、R365を北上します。伊吹山ドライブウェイ入り口前を通過するとすっかり人家は疎らになり、「住友大阪セメント」などの大きな工場が目立ち始めます。
伊吹山ロープウェイが北に見えるコンビニで行動食などを準備し、直ぐ先にある「道の駅 伊吹の里」を目指します。祝日であるにもかかわらず意外に出勤前に立ち寄る人が多く、完全に「休日モード」の私は小さくなって買い物をしなくてはなりません。
なんせ「これから仕事」という人に混じって、朝からビールを選んでいるのですから。
「道の駅 伊吹の里」を出てからは「住友大阪セメント伊吹鉱山」を正面に見ながら行きます。大きな削り跡は痛々しく思えるのですが、反面「人知のなす迫力」というものを感じます。
小泉、大久保と小さな集落を過ぎ、やがて姉川・足俣川合流点に到着しました。
そこから足俣川に沿って国見峠に続く林道が入っており、ゆっくり登っていきます。
台風一過で山際からかなりの水が林道を流れていました。
「やっぱり・・・」と、思っていると直ぐに林道は未舗装路に。
ただのダートではありません。大きな割れ目が走っており「カテゴリー6」と思われます。
四輪ならばジムニー以外は無理でしょう。
山に向かっている小さな分岐があり迷いましたが、そのまま進んでいくと新しいコンクリートの橋が現われ、橋の向こう側には舗装路が延びています。
国見峠に続く道に間違いありません。
AM.9:43 「林道国見線」入り口着。(380m)
殺風景な林道入り口を少し登ると景色は一変し、大きな谷を見渡すようになりました。
林道はかなり深い谷を辺つって付けられています。
なかなかの眺めなのですが、今日はめぼしい花を見つけることができず残念です。
ダラダラとした登りですが、
無理せず走ることができ快適です。

やがて目指す国見峠が絵に描いたようにポッカリ窓を開けていました。

AM. 10:55 国見峠着。(840m) 立派な記念碑や如来様がいました。
写真を撮っているとMTBが一台上がって来ました。
「道の駅 伊吹の里」から来たそうで、
これから春日村に下り、揖斐高原から品又峠を目指し周回するとのことです。
おにぎりをひとつだけ食べると、静かに出発していきました。
言葉少なで、好感の持てる人です。
「自転車人、かくあるべし!」
峠の向こう側は大きく青空が広がっていていて、我が街まで続いています。

本日の総走行距離 72.4km
国見峠滋賀県側   8.3km
    岐阜県側   6.08km

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