またも
「揖斐郡シリーズ」です。
昨年末大立に登った時は、
すぐ隣である為か、
いやに大きく見えました。
R303から乙原トンネルを抜け、小さな橋を渡って直ぐ左折し、登山口の聖心殿を目指します。聖心殿については詳細不明。「何か神秘的な?」感じがします。 飯盛山の林道とは違い、全線完全舗装です。
AM.11:10 聖心殿出発。
今回の登山道は送電線鉄塔巡視路を使います。
北の下辻峠からなだらかな稜線のヤブ漕ぎをして登る人もいるようですが、林道部分がかなり長く、次回条件の良い時期にMTBでトライしてみようと思います。
鉄塔巡視路を示す黄色いプレート(赤円内)があり、聖心殿右脇の小さな流れに沿って登って行きます。この上に奥の院があって、その参道です。 やはり階段になっているのですが、不揃いの石を上手く積んでいて自然な感じです。奥の院が近づくにつれ道は急になりましたが、さほどのことなく到着しました。
AM.11:30 奥の院着。 (400m辺りか?)
「こんなところに?」と思われるほど立派な建物です。社を3枚の(?)大岩が取り囲んでいます。
この大岩が聖心殿の御神体なのでしょうか?。「神秘のパワー」?。
帰りにここでユックリする事にして、先を急ぎました。
奥の院左手の小屋脇に黄色のプレートがあり、この上にある送電線鉄塔に向かいます。
大立からの送電線
AM.11:45 104番鉄塔着。
奥の院から階段はなくなり歩き易くなりました。しかし葉を付けた常緑樹が多く、ちょっと窮屈な感じ。やがて104番鉄塔に着くと大きく視界が開けました。
大立から送電線がユッタリ伸びてきています。どうやってあんなに長く重い送電線を掛けていくのでしょう? 全く想像出来ません。大したモンです!
104番鉄塔から植林との境界線になっている小尾根を行くようになります。 
尾根の南側は自然林です。
スッキリした視界はありませんが、落葉した林はとても明るく、気分の良い登りが続きます。

少しですが雪が出はじめました。

PM.0:30 塔ノ倉ピーク着。
頂上間近はジグザグの登りになりました。道が平坦になり、かすかな踏み跡との分岐まで来ると、灌木の中に頂上の看板を見付けました。そして、三角点が雪から頭を出していて、
「こんなところへ、ようこそ。」
と言っているようです。
藪の中の、なんでもないところ。
「頂上からの景色」と呼べるものはありません。三角点が塔ノ倉の頂上であることを証明しているだけです。

薮のひどい時期はどうなっているのでしょうか・・・?

陽当たりが良い三角点の前にある斜面に腰を下ろし、ビールを飲んでユックリしました。頂上からの写真を撮ろうとするのですが、どうしても薮が邪魔をして上手くいきません。
諦めて登ってきた道を下山しました。
下山途中、奥の院の裏手の岩穴を覗いてみると、
岩肌から清水がしたたり落ちています。
この水がこの沢の源でした。