半日「日帰りの山」です。

飛騨方面に行こうとしていましたが、案の定の朝寝坊。
ネットで近郊の山を検索。
岐阜市から1時間弱の揖斐川町にある「城ヶ峰」という里山に決定しました。

登山口の三輪神社に向かうのですが道が分かり辛く、カーナビの必要性を痛感します。
三輪神社入り口前を二回往復して無事到着。

PM. 2:10 城ヶ峰登山口(三輪神社)出発。
三輪神社は簡素で小ぢんまりとした神社です。揖斐小の隣にあるのですがこの日は誰もいません。偶然ここの神職さんが通り掛かり、これから登る揖斐城址や登山道について親切に話してくださいました。私が自転車を連れているにも関わらず有り難いことです。
怒られるかもしれないと内心ドキドキでした。
三輪神社の右手から城台山への遊歩道「歴史の道」を登ります。バラスが敷かれた階段で、すぐに「城台山公園」に着きます。意外にも展望台に望遠鏡がありました。多分壊れてしまっているだろうと思いましたが、これまた意外なことにちゃんとしています。ただ残念なことに灌木が邪魔をして360°の視界はなく、何とも中途半端な展望台でした。
この公園を出てすぐに真っ赤な紅葉が現われました。何故か久しぶりに見たようで嬉しくなります。そして、一心寺に到着です。
一心寺は建物の全てが朱に塗られた可愛らしいお寺です。「こんな山の上に・・・、 大変だろう・・・?」と思いましたが、ちゃんと右手から車道が上がっていました。
いまどき、そりゃそうですよね。

一心寺から幅の広い緩やかな遊歩道を辿り揖斐城跡へ。

PM. 2:45 揖斐城跡着。
城跡には石柱と立て札がありました。なんでも、揖斐城は土岐氏という豪族が建てたそうです。
その後、斎藤道三に攻め落とされ崩壊しました。
本丸跡から北東方向に遊歩道を辿るのですが、二の丸跡・三の丸跡・大手門跡と続いており、
かなり立派なものだったようです。
大手門跡からすぐに揖斐城概略図があります。よくこの細尾根にこれだけの物を造ったものです。少し行くと小さなコルがあり、麓の大光寺に降りる分岐点になっていました。
この分岐点コルからは幾分勾配が出てきました。そして今までは遊歩道特有の階段がありましたが、それがなくなり登山道らしくなりました。
帰りはこの分岐を麓に降ることにします。
PM. 3:10 反射板着。
ちょっとした登りの後、灌木の中から反射板が現われました。南面が切り開かれており、揖斐の街並みが見渡せます。
PM. 3:35 城ヶ峰ピーク着。
反射板から緩い起伏を2・3乗り越え城ヶ峰頂上の二等三角点に辿り着きました。灌木に取り囲まれあまり視界は利きませんが、ビールを飲んで一服します。
今年はいつまでも暖かく、この時期だとビールは寒くて飲めないのですが、一体どうなっているのでしょう。
さて下りですが、わずかな登りの割には楽しむことが出来ました。というよりは、久しぶりに自転車に乗って嬉しかったのです。このところ休みの度に天気が悪く、なかなか遊びに出かけられませんでした。
反射板の下の分岐コルからは大光寺方面へコースを取りました。ジムニーのような軽四ならば登れそうな幅広の遊歩道ですが、利用する人がいないのか荒れ放題。すぐにタイヤやブレーキに木の枝が入り込んで来ます。まもなく大光寺と民家の裏に降りてきました。
小さな路地を辿って、 
PM 4:30 登山口三輪神社横の揖斐小学校着。
5・6人の子供が遊んでいますが何故か静かです。最近子供達の悲しいニュースを耳にすることが多く
「こんなものかなぁ・・・。」 少し寂しくなりました。

今日はお昼からのちょっとしたMTBでしたが、気にも留めない里山にも意外な歴史があったりして、またこんなMTBの遊びを探してみようと思います。

やまであいましょう。