AM.11:00 七合目着。(1915m) 終始眺望はなくひたすら歩き続けます。 仲仙寺は標高950mに在り、頂上まで標高差約1350mです。 のんびりしていましたがまだまだ頂上は遠くやや焦ります。
ぐるり四方が見渡せ、 頂上が間近に見えます。 歩き始めて3時間半。 なかなかに手強い山です。 小休止後九合目を目指します。
PM. 0:50 経ヶ岳頂上着。 (2296.3m) 歩き出してから4時間20分。灌木に囲まれた小さな広場に、何故かモダンな石仏が立っています。陽が当たらず寒いので八合目まで降りビールにしました。ほとんど風がなくのどかな眺めです。長年の懸案を果たすことができました。充分休憩し下山にかかります。
厳しい道ではないのですが、久しぶりの長歩きに膝が悲鳴を上げだしました。同行のハッチャン達には先に行ってもらい、ゆっくり注意して足を運ばなければなりません。特別な山行ではない普通に歩くだけのことが、だんだん出来なくなってきたことを情けなく思います。
経ヶ岳は、中央アルプスからポツンと離れて位置している為、登山ブームの今日でも入山者は少なく静かな山が楽しめますす。 2300m近くの標高があり登り4時間は下らないという「登り甲斐のある山」なので、もう少し人気が出ても良さそうなのですが・・・。 悪口ではないのですが、登山道に見所があまりありません。終始灌木や笹に覆われており、ちょっとした岩場や悪場もなく、坦々と平凡な道を延々と行かねばなりません。4時間かけて辿り着いた頂上に展望がないということは致命的かもしれません。 第一級の「玄人の山」でしょう。
ただそれだけでじゅうぶんです。